作曲

訃報、坂本龍一氏

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2023年3月28日(火)、世界的に活躍された音楽家の坂本龍一さんが亡くなられました。謹んで追悼の意を表します。

多くの人の心を動かし、多大な影響を与えたであろう坂本龍一さんは私にとっても特別な方でした。ピアノに興味を持ったきっかけ、作曲を始めたきっかけにもなりました。4月の初めに訃報が届いた時は大きな喪失感がありました。

坂本龍一さんを初めて知ったのは中学生の頃でした。当時リゲインの CM で energy flow が BGM として採用されていました。世間は癒やしブームが広がり、ピアノ曲でありながら energy flow はミリオンセラーを達成しました。

幼少の頃エレクトーンを習っていたので、鍵盤楽器を少し弾けると知っていた友人が私に言いました。

今 energy flow という曲が流行ってるんだけど、弾いてみてよ。

その時は知らなかったのですが、テレビですぐ耳にする事は容易でした。聴いた時は確かに良い曲だなと思って弾いてみたくなりました。最初は耳コピで弾いていましたが、もっと正確に弾きたくなったので楽譜を買って練習をしました。

坂本龍一にはまったのはここからです。energy flow を一通り弾けるようになったら、同じ CD に収録されていたニュース23のテーマ曲「Put your hands up」、「鉄道員」、更には「aqua」、「Merry christmas mr. lawrence」色々と練習し、坂本龍一さんが作った音に浸りました。

その後、坂本龍一さんのピアノアルバム・シングルが出る度に購入して聴き込みました。

ところで幼少の頃は子猫物語という映画が大好きでした。3歳くらいの時、たまたまテレビで子猫物語が放送されて食い入るように見ていたそうです。その様子を見た両親が、途中から録画してくれました。

そしたらビデオテープが擦り切れるほど、毎日のように子猫物語を見ていたそうです。

後にわかった事ですが、子猫物語の音楽を担当していたのが坂本龍一さんだったのです。もしかしたら3歳から坂本龍一さんの音楽に惹かれていたのかもしれません。

ピアノの鍵盤を押せば音がなり、誰が押しても同じ音です。しかし、坂本龍一さんにしか出せない響きがあり、その響きに惹かれていたのだと思います。

こうして学生時代に坂本龍一さんの音楽に出会い、ピアノで作曲を始め、影響を受けて今現在の自分があります。その出会いがなければ、作曲をしていなかったかもしれませんし、今こうしてブログを書いている事もないかもしれません。感謝しかありません。坂本龍一さんと同じ時代を生きられた事を幸せに思います。

坂本龍一さんの音楽は100年後、300年後にも残り、偉大な音楽家であったと語り継がれていくのだと思います。私も音楽を作る端くれとして、良い曲をたくさん残して逝きたいと思いました。

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